## X11 フォワーディング このオプションを有効にすると、X11転送が設定された状態でSSH接続が開始される。Linuxでは、このオプションは通常そのまま動作し、セットアップの必要はない。macOSでは、[XQuartz](https://www.xquartz.org/)のようなX11サーバーがローカルマシンで動作している必要がある。 ### WindowsのX11 XPipeでは、SSH接続にWSL2のX11機能を使うことができる。このために必要なのは、ローカルシステムにインストールされた [WSL2](https://learn.microsoft.com/en-us/windows/wsl/install) ディストリビューションだけである。XPipeは可能であれば互換性のあるインストールされたディストリビューションを自動的に選択するが、設定メニューで別のディストリビューションを使うこともできる。 つまり、WindowsにX11サーバーを別途インストールする必要はない。ただし、X11サーバーを使用している場合は、XPipeがそれを検出し、現在稼働しているX11サーバーを使用する。 ### X11 接続をデスクトップとして使用する X11転送が有効になっているSSH接続は、デスクトップホストとして使用できる。つまり、この接続を通じてデスクトップアプリケーションやデスクトップ環境を起動できる。デスクトップ・アプリケーションが起動すると、この接続が自動的にバックグラウンドで開始され、X11トンネルが開始される。