# RDPデスクトップ統合 XPipeでこのRDP接続を使って、アプリケーションやスクリプトを素早く起動することができる。ただし、RDPの性質上、これを動作させるには、サーバー上のリモートアプリケーション許可リストを編集する必要がある。さらに、このオプションを使用すると、リモートサーバー上でスクリプトを実行するためのドライブ共有が可能になる。 高度なデスクトップ統合機能を使用せずに、XPipeを使用してRDPクライアントを起動することもできる。 ## RDP許可リスト RDPサーバーは、アプリケーションの起動に許可リストの概念を使用する。つまり、許可リストが無効になっているか、特定のアプリケーションが許可リストに明示的に追加されていない限り、リモートアプリケーションの直接起動は失敗する。 許可リストの設定は、サーバーのレジストリの`HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWARE`にある。 ### すべてのアプリケーションを許可する 許可リストを無効にして、XPipeからすべてのリモートアプリケーションを直接起動できるようにすることができる。そのためには、PowerShellでサーバー上で次のコマンドを実行する: `Set-ItemProperty -Path 'HKLM:■SOFTWARE■Microsoft■Windows NT■CurrentVersion■Terminal Server■TSAppAllowList' -Name "fDisabledAllowList" -Value 1`. ### 許可されたアプリケーションを追加する 別の方法として、個々のリモートアプリケーションをリストに追加することもできる。これにより、リストにあるアプリケーションをXPipeから直接起動できるようになる。 `TSAppAllowList`の`Applications`キーの下に、任意の名前で新しいキーを作成する。名前の唯一の条件は、"Applications "キーの子キー内で一意であることである。`Name`、`Path`、`CommandLineSetting`である。PowerShellでは、以下のコマンドでこれを行うことができる: ``` appName="メモ帳" AppPath="C:¥WindowsSystem¥notepad.exe" $regKey="HKLM:¦SOFTWARE¦Microsoft¦Windows NT¦CurrentVersion¦Terminal Server¦TSAppAllowList¦Applications" New-item -Path "$regKey$appName" New-ItemProperty -Path "$regKey$appName" -Name "Name" -Value "$appName" -Force New-ItemProperty -Path "$regKey$appName" -Name "Path" -Value "$appPath" -Force New-ItemProperty -Path "$regKey$appName" -Name "CommandLineSetting" -Value "1" -PropertyType DWord -Force <コード>`<コード XPipeがスクリプトを実行したり、ターミナル・セッションを開いたりすることも許可したい場合は、`C:³³³³cmd.exe`も許可リストに追加する必要がある。 ## セキュリティに関する考慮事項 RDP接続を起動するときは、常に同じアプリケーションを手動で実行できるので、これによってサーバーが安全でなくなることはない。許可リストは、クライアントがユーザーの入力なしに即座にアプリケーションを実行することを防ぐためのものである。結局のところ、XPipeを信頼するかどうかはあなた次第だ。これは、XPipeの高度なデスクトップ統合機能を使用する場合にのみ役立つ。